赤樫。オオガシ、オオバガシとも。山地に生える雌雄同株の常緑高木。老木では樹皮が鱗片状にはがれます。材が紅褐色をしていることからアカガシと言われるようです。そして、重くて堅い材は、良い器具材となります。
春に花が咲き、その翌年の秋に堅果(どんぐり)が実ります。どんぐりも葉も環境によってかなり大型のものとなります。
![]() photo by Hiroshi Takahashi |
日本の巨樹(きょじゅ) 巨木(きょぼく)というホームページを作っている たかはしさんに、アカガシのどんぐりの写真をもらいました。
アカガシのどんぐりはけっこう大きくてしっかりしていす。まわりに落ちている葉っぱもアカガシのものですね。どんぐりの殻斗(かくと=どんぐりのボウシの部分のこと)もたくさん落ちています。
6月30日に雨の中、写真をとったのですが、夏休みの宿題のように今、書きます。
科学館にいってひょっと見ると、アカガシがありました。実もたくさんついているようです。右の写真のように、葉っぱのつけ根に2つづつくっついています。去年の写真の実よりもだいぶ大きくなっていますので、比べてみてください。
それから、葉っぱをみると、ふちにギザギザがありません。他のどんぐりがなる樹(き)は、たいてい葉っぱのふちにギザギザがありますので、アカガシかどうか、すぐにわかります。
ちょっと雨にぬれたので
わかりにくかもしれませんが、右の写真→の赤い丸の中もの、なんだかわかるかな?・・・これを大きくしたのが、左の写真です。何か、虫のしょっ角みたいなのが、3つ出ていますね。なんでしょう?
実はこれは、冬をこす「どんぐり」の赤ちゃんです。
「どんぐり」というのは、アラカシのページでお話したように、いろんなものがあります。そして、中には、花がさいた
その年に「どんぐり」になるものと、冬をこして「どんぐり」になるものがあるんです。たまに神社にもある樹(き)だから、見つけてよく見てみよう。どんなふうに大きくなっていくのかも見てみたらいいかもね。