![]() photo by Moritetsu |
クロマツ(マツ科マツ属)
Pinus Thunbergii Parl.オマツとも。日本を代表するマツの一種。雌雄同株の常緑高木で、20〜30m前後の高さまで成長します。樹皮は灰黒色で老木になると深く亀甲状に裂け目ができます。球果は卵状の錐形で5cm前後のものが多くあり、翌年の10月に成熟します。葉は、二出葉で、5〜15cmの長さで針状です。潮風や乾燥に強く、温暖な海岸で多く見られ、防風林にもよく利用されています。他に、神社や庭にもよく植えられ、樹幹からは樹脂も採ることができます。
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2003.3.5
杜(もり)の哲人(てつじん)〜もりで遊ぼう!〜の、もりてつさんから、クロマツの写真をいただきました。
けっこう、庭にうえられていることが多いのですが、うちの庭にはありません。もりてつさんの写真のクロマツは、家の近くの神社にうえられているそうです。
この神社のクロマツは日向松(ひゅうがまつ)と言われ、新田義貞(にったよしさだ)に負けた足利尊氏(あしかがたかうじ)という武将(ぶしょう)が九州へのがれるとき、この地(もりてつさん家の近く?)で、またいつかは天下をとることを おねがいしたといわれています。ねがいがかなって京にのぼるとき、またこの神社にまた立ちよって、そのおれいとして日向国(ひゅうがのくに=今の宮崎県(みやざきけん))から持ち帰ったクロマツを寄進(きしん)したと、伝えられているそうです。
まつぼっくりがたくさんなっています▲ |
葉っぱとまつぼっくり ▲ |