すきな樹(き) 2004.6.17〜

クスノキ

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クスノキのめばえ


クスノキ(クスノキ科クスノキ属)
    Cinnamomum Camphora

楠または樟、楠木。常緑高木で、樹高は20mを越えるものも。西南暖地の山野に自生しますが、街路樹や社寺等でもよく植えられています。
葉は長楕円形で分厚く先は尖っており、互生します。基部から3つに分かれた葉脈、ダニ部屋の存在などの特徴の他、その芳香にも独特のものがあり、樟脳という防虫剤として使用されてきました。
幹は細かく縦裂し、大木になると着生植物も多いようです。


被爆のクスノキ(長崎)
photo by ないな

2004.7.13

 実は、夏バテぎみで、かなりねむいのですが、クスノキのページをつくってみます。

 きっかけは、ないなさんからいただいた、長崎の被爆(ひばく=原子爆弾げんしばくだん を受けたこと)クスノキの写真です。それまで、クスノキはたくさん写真があったり、めばえのページもつくっていたのですが、なんとな〜くつくらないままでした。

 原ばくのばく風で枝葉をもがれ、
 熱線で木肌(きはだ)をやかれて一時は枯死(こし=植物が枯れて
 死んでしまうこと)寸前(すんぜん)になったそうですが、
 今では見事に枝葉を茂(しげ)らせていた くすのきです。
 何かにひきつけられるように歩いて行った先にありました。
 その生命力に感動して、しばらくその場を動けませんでした。

ないなさんより

 クスノキといえば、大きな枝を切っても また芽を出して葉っぱをしげらせるエネルギーを持っている樹(き)だと思います。ばく風にも、熱線や放射能(ほうしゃのう)にも負けなかった、この樹(き)は、いろんなこと、ものを静かに見てきたのではないかと思います。
ほんとうの意味でタマシイが宿っているのかもしれないですね。

***

 あたたかいところでは、道路や動物園にも よく植えられているクスノキです。よく見ることのある樹(き)だという人も多いかもしれません。あちこちのクスノキをちょっと ならべてみました。どれも大きな樹(き)で、地域で大切にされています。


お寺(たぶん)のクスノキ
右下に 人が立っています

神社のクスノキ
3つに分かれています


別の神社のクスノキ
シメなわがはってあります

それから、クスノキといえば、大きな樹(き)になると、、、


ミキに穴があいてたりとか、

根っこのところから、
別の樹(き)が生えてたりとか、

 見た目もへんてこなのが多くて、楽しいかもしれません。根っこの近くがナメクジみたいになっている樹(き)が多いよ、って教えてくれた人がいました。なんか、分かる気がしま〜す。


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