2005.8.21
長いこと、球果(きゅうか)ってなぁに?に置きっぱなしで、ページをつくってなかったラクウショウ。やっと作りました。
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この樹(き)は、もともと北アメリカ大陸のものなので日本にやってきたのは最近のことだと思うのですが、なぜか山の中のこの地域の図書館のところにも植えられています。これらの写真は、去年の4月末に写したもの。葉っぱの色がとてもきれいのだけど、春はまさしく!という感じで、目のさめるような黄緑色です。
葉っぱは、冬になると枯れて落ちますが、パッとみ、スギの葉っぱににているような感じもします。でも、ならべて比べてみると、けっこうちがいます。ラクウショウのほうが、細っこくてやわらかい感じで、スギの葉っぱは、しっかりしていて、ブ厚いです。
樹(き)の下にはラクウショウの葉っぱがいっぱいで、ふかふかしていました。でも、気根(きこん)という根っこは地面から出てきてませんでした。植えられているところが山の尾根で土が乾いているし、樹(き)も若いからだと思います。
まだ若い、小さい実もついていました。この実は球果(きゅうか)といいます。今は、モヤッとボールみたいだけど、これが秋になると茶色くなって、2cmちょっとくらいの大きさになります。
4月末でこのくらいなので、秋までの半年くらいの間、球果(きゅうか)は緑色のまま大きくなって、それからだんだん茶色くなります。
でも、タネが球果(きゅうか)の中に入っていることはほとんど
ないらしいので、樹(き)のまわりには小さい芽ばえはありません。
図書館の樹(き)は、まだけっこう若くて、せいぜい20年くらいなので、ミキも右の写真→みたいな感じで、ちょっとマツみたいです。もっと年をとった樹(き)になると、ミキのようすもちがうので、比べてみてください。