すきな樹(き) 2003.1.3

ツブラジイ

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ツブラジイ(ブナ科シイノキ属)
  Castanopsis cuspidata

 円ら椎。別名はコジイ、シイ、シイノキ、イシガシなど。山地に生える雌雄同株の常緑高木。樹皮は暗褐色でなめらかです。スダジイとよくにていますが、大木になっても幹に深い縦裂があまりないこと、実が丸いことなどから区別ができるとありますが、かなり困難です。(かなりの老木になると、幹に縦裂ができるものもあります。)暖かいところの寺社によく植えられています。
  春に花が咲き、その翌年の秋に堅果(どんぐり)が実ります。

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2003.1.3

 去年、科学館に行った帰りに、お寺の参道(さんどう)で見つけました。

 なぜか、そこには「イタジイ(スダジイの別名)」とよばれていて、大切な樹(き)としてカンバンまで立っています。そのカンバンが立っている樹(き)はミキにたてのすじが入っているし、葉っぱもスダジイっぽいのですが、いくらさがしてもスダジイの実は落ちていませんでした。

 どう見てもツブラジイだと思う、小さな実がたくさん落ちていたのですが、中には、殻斗(かくと)(=どんぐりをつつんでいるもの)もくっついて、そのまま落ちているのもありました。右の写真で、ゆんの指とくらべてみてください。あまりにも小さくて少しピンボケしていますが‥‥。

 だいたい、スダジイやツブラジイは落ちたらすぐに動物が拾いに来るのですが、この樹(き)は大きな道に近いので、ちょっとこわくて拾いに来られないのかもしれません。

 


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