樹(き)の気持ちなんて、だれにもわからない。だけど、樹(き)とうまくつきあっていくために、ゆんが考えたこと。
● 答えは、あなたが見つけて下さい ●
樹(き)の名前さえ分かったら‥‥それだけでいいの?
2003.1.2 |
名前が分かってしまえば、その樹(き)のことが分かったように思っていませんか? わたしたちは、ごはんを食べたり、学校で勉強したりの生活している中でいろんな樹(き)を使っています。樹(き)が持っているものを、うまく生かしているということです。家の柱、しょうじやふすま、ノートの紙、えんぴつ‥‥他にもたくさんあります。葉っぱや枝で遊んだことはありませんか?キャンプに行ったときに使う炭はどんな樹(き)? 大きな樹(き)、小さな樹(き)、いい香りの樹(き)、ざらざらの樹(き)、葉っぱの音、甘い実‥‥目で見るだけではなく、さわったり、かいだりして、いろいろ さがしてみてください。 |
樹(き)を切るのはかわいそう?
2001.11.23 |
よく、「樹(き)を切ったら、樹(き)がかわいそう」とか、「いたいよ、きっと」と言う人がいます。それはあくまでも、人間の考え方だと思うのです。たしかに、太くて大きなえだを切ると、きず口が直るのに時間がかかったり、うまく直らないでくさってきたり枯れたりすることも中にはあります。でも、樹(き)にとって、ダメージとはいったいなんなのでしょうか?人間には「痛い(いたい)」という感じかたがありますが、樹(き)には別のものがあるような気がします。 樹(き)によっては、えだを切って土にさしておけば、根が出て目が出てニョキニョキのびてきます。切り株から芽が出てきます。種はころがったり、風にのったり、動物に運ばれてふえていきます。たいていの大きくなる樹(き)は何百年も生きます。---はたして、人間にそんなことができるでしょうか?指を土にさしていても人間はできないし、手や足を事故でうしなってしまえば、また生えてくることはないし、産まれるのは おかあさんのお腹の中からだし、長生きの人でも120歳くらいまで。樹(き)にはできて、人間にはできないことが いっぱいあると思いませんか? 樹(き)については人間ごときが考えても考えきれない(考えがおよばない)ものではないでしょうか? |
樹(き)を大切に使う 2001.10.21 |
家を作るのに、昔はもっと樹(き)を使っていました。家の柱やカベなどに使われた樹(き)は、家が取りこわされたあとも板にして、みがいて、イスやテーブルなどの家具や時計の台などに作りかることもできました。小さな樹(き)の切れはしやカンナくずは、おふろのお湯をわかすのに使うことができました。 |
踏圧 とうあつ;足でふんだとき土を押すことになる、この圧力。 2001.10.20 |
樹(き)の根っこは、水や養分を吸い上げる大切なところです。根っこは土のやわらかいところを自分でさがして、ずんずんのびていきます。この細くてやわらかい根っこは樹(き)にとって、とても大切です。
じつは、水や養分を、すい上げるのはこの細い根っこの仕事なんです。 あなたは、樹(き)の根っこに、めいわくをかけていませんか? |