別名は紅葉の名所である、京都の高尾山の名からタカオカエデ、あるいはカエデ、コハモミジ。高さ10〜15m程度になる落葉高木。庭、公園、社などによく植栽され、秋には美しく紅葉する、温帯林のなかでもポピュラーな樹種。直径4〜7cmの葉は、掌状に5〜7に切れ込んでいます。
2002.4.15
ひさしぶりにイロハモミジのページを、更新(こうしん)します。
今、イロハモミジには花がさいています。4〜5mmくらいの小さな花が次々とさいて、それがまた、次々に小さな実になっていきます。この、小さな実は、もう「ハネ」がついていますが、とてもきれいな きみどり色をしています。
写真の中から、花や小さい実を見つけることはできますか?それから、のびだした葉っぱの上に茶色いアリマキ(アブラムシ)がいるのが、分かりますか?(この写真は、4月6日にとりました。)
1999.10.10
左は今さっき、拾ってきた葉っぱです。スキャナーでとりこみました。ようやく、日当たりの良い上の方から紅葉(こうよう)が始まりました。全国各地にイロハモミジ(どの名前が正式なんでしょう?)の名所があるので、みなさん知ってますよね?
でも、花や、実のことになると、あんがい分からない人が多いのではないでしょうか。
花は、4〜5月にさくのですが、赤っぽい、小さな花で、葉が開くときにさいています。実は、これまた さっき拾ってきたものをスキャナーでとりこんだものですが、樹(き)の枝にぶら下がっています。つばさが ついているので、それで風があればクルクル回って親の樹(き)から遠くへ飛ぶようになっているようです。もし、実を見つけたら、なるべく高いところから落としてみてください。どうですか、うまくなっているもんでしょう?
それから、紅葉(こうよう)のことなんですが、イロハモミジの枝の皮の部分を、細くはぎ取って みてください。その皮をはいだところから先の葉っぱが、早く紅葉(こうよう)します。たまに、虫が皮を食べたり、きずつけたりしてこれと同じことがおこり、イロハモミジの一枝が先に紅葉(こうよう)してしまうようです。くわしい仕組みは理科で習っているかもしれませんね。
カエデともみじには、もっとさくさんのことが書いてあります。