すきな樹(き) 2002.2.5〜

ケンポナシ

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 photo by Tomoki Sando

ケンポナシ(クロウメモドキ科ケンポナシ属)
   Hovenia dulcis

 玄圃梨。樹高15〜20mくらいになる落葉高木。花は地味ですが、むしろ特徴があるのは果柄のほう。見た目は少しグロテスクですが、少し甘味があり、食感が梨に似ています。種子は果柄の先の丸いものが、それ。 庭木などにされているところがあるかもしれません。実に毛が生えているものをケケンポナシといいます。

ケンポナシの実
 photo by Tomoki Sando

2002.2.5

 去年のうちに写真を送ってもらっていたのですが、やっとアップします。(写真、送ってくれてありがとうございます〜!)

 いつも思うのですが、だいたい、こんな見た目悪いものが、どうやって食べることができるって わかったのでしょう?昔の人って、よくわかるものだなぁ‥‥と思います。

 右の写真が、そのケンポナシの実です。秋に実り(と言っていいのかな?)ます。ほとんどタネがなくなっていますが、やや左下の白い丸いものがタネの部分。このタネの部分は黒くなっていきます。食べることができるのはタネの下の、ちょっと太くなった茶色のところ(=果柄(かへい))で、少し甘味があります。よく、どんなものか聞かれるのですが、うまく ”じゅく”しているのに あたらないと、そんなにおいしいものではありません。

 けっこう、あちこちに生えていると思うので、探してみていかが?


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