photo by はりねずみさん ドイツの くるみ |
胡桃。河川敷など、比較的肥沃な土壌を好む雌雄同株の落葉高木(20〜25m)。樹皮は少し褐色を帯びた灰色で、老木になると縦に裂け目ができます。果樹として栽培されることもあります。
梅雨前に花が雄花は垂れ、雌花は枝の先端に直立して咲きます。その年の秋に赤ん坊の握りこぶし大の核果が実り、核の中の仁の部分を食用とします。
材は堅く、指物材や家具などとして使用されています。その他、日本ではヒメグルミが自生しています。日本のクルミは、果実が小さく核は固いうえに少し細長くなっているうえに、仁の割り合いが少ないのが特徴です。味も、栽培種として重要とされているペルシャグルミよりも淡白な感じがします。
おことわり
植物の種(しゅ)の名前はカタカナで書くことになってますが、
ページの題名は、ひらがなで書いています。
2004.9.25
川の土手によくはえている、くるみです。ナッツとして知られているし、葉っぱも大きくてわさわさのびているので、けっこう目立つ樹(き)でもあります。
8月の始めには、右の写真→のように実が大きくなってきています。どのくらいかは、左の写真←を見てください。手はわたしの左手ですが、実は5cm近くあります。また別の枝のくるみの実です。
このくるみの実の緑色の皮の部分は、それの汁が指につくと、なかなかとれません。指がまっ黒になってしまいます。注意しましょう。わたしは、小さいころに知らずに、たくさんの皮を手でとって、指がまっ黒になって、変なにおいまでしたことがあります。色はおふろに入ってもとれませんでした。4〜5日は指に色がついていたと思います。
で、台風で落ちていた実をひとつ拾ってみると、もう実の外側がくさってきていて中身の核(かく)が見えました。おかしなどに使っている、ナッツの部分は、まだこの固いカラ=核(かく)を割らないと出てきません。
(割ったとしても、8月の始めだったので、まだナッツになりきってなかったかも。)
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次に、9月14日の写真です。夕方に樹(き)のところに行って、ストロボを光らせてとった写真←です。上のほうの枝を写したのですが、葉っぱが広がっているようすがよく分かると思います。
右の写真→に写っている葉っぱは1枚です。小さい葉が何枚か集まって、1枚の葉っぱを作っています。こういう葉っぱを「複葉(ふくよう)」と、いいます。わたしの左手とくらべると、けっこう大きい葉っぱだということが分かります。
● お ま け ●
ドイツに住んでいる、はりねずみさんから、くるみの実が割れている写真をいただきました。このくるみも、ナッツとして食べることができるそうです。
オニグルミとはちがって、実がたれずに、枝から上に向かってついています。
photo by はりねずみさん |