楠または樟、楠木。常緑高木で、樹高は20mを越えるものも。西南暖地の山野に自生しますが、街路樹や社寺等でもよく植えられています。
葉は長楕円形で分厚く先は尖っており、互生します。基部から3つに分かれた葉脈、ダニ部屋の存在などの特徴の他、その芳香にも独特のものがあり、樟脳という防虫剤として使用されてきました。
幹は細かく縦裂し、大木になると着生植物も多いようです。
被爆のクスノキ(長崎) photo by ないな |
2004.7.13
実は、夏バテぎみで、かなりねむいのですが、クスノキのページをつくってみます。
きっかけは、ないなさんからいただいた、長崎の被爆(ひばく=原子爆弾げんしばくだん を受けたこと)クスノキの写真→です。それまで、クスノキはたくさん写真があったり、めばえのページもつくっていたのですが、なんとな〜くつくらないままでした。
原ばくのばく風で枝葉をもがれ、 ないなさんより |
クスノキといえば、大きな枝を切っても また芽を出して葉っぱをしげらせるエネルギーを持っている樹(き)だと思います。ばく風にも、熱線や放射能(ほうしゃのう)にも負けなかった、この樹(き)は、いろんなこと、ものを静かに見てきたのではないかと思います。
ほんとうの意味でタマシイが宿っているのかもしれないですね。
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あたたかいところでは、道路や動物園にも よく植えられているクスノキです。よく見ることのある樹(き)だという人も多いかもしれません。あちこちのクスノキをちょっと ならべてみました。どれも大きな樹(き)で、地域で大切にされています。
お寺(たぶん)のクスノキ 右下に 人が立っています |
神社のクスノキ 3つに分かれています |
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それから、クスノキといえば、大きな樹(き)になると、、、
ミキに穴があいてたりとか、 |
根っこのところから、 別の樹(き)が生えてたりとか、 |
見た目もへんてこなのが多くて、楽しいかもしれません。根っこの近くがナメクジみたいになっている樹(き)が多いよ、って教えてくれた人がいました。なんか、分かる気がしま〜す。