すきな樹(き) 2004.6.26〜

ヤマボウシ

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5月25日

ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)Cornus Kousa

山法師。排水や日照のやや良い山野に生える、落葉小高木(5〜10m程度)。葉は下降ぎみに対生し、卵型楕円形で先が尖り、赤みを帯びることが多いようです。側脈は4〜5個で葉の縁に添うように曲がっています。樹皮は、帯黄紅褐色でほぼ平滑。横に側枝が伸長します。
初夏のころ、球形の頭状花序の集合花を咲かせますが、これは4枚の白色の総包片にかこまれています。中には、総包片が淡紅色のものもあります。
秋には、赤い集合果を上向きにつけます。


4月20日

2004.6.26

 60番目のすきな樹(き)として、ヤマボウシをえらんでみました。前は、山の中でしか見なかったヤマボウシですが、ころごろは街路樹(がいろじゅ)として植えられていることも多いみたいです。まちの人でも家の近くにもあるかもしれませんね。


4月27日

 さて、右の写真は、春になって葉っぱがのびてきたところです。雨の日に写真をとりました。これがだんだん大きくなってきて、左の写真のように、次々と葉っぱが出てきて数がふえて枝がのびていきます。花がさくころになると、葉っぱはユーレイの手みたいに、ヒラヒラぶらさがっているので、とてもユーモラスです。


5月31日

 こないだ、大きな道の横に、うすいピンク色のヤマボウシを見かけました。はじめは、おや?と思ったけど、葉っぱや花の形はヤマボウシで、葉っぱの一種(いっしゅ)の総包片(そうほうへん)だけが、うすいピンク色です。どう見ても、ヤマボウシなんです。後で、くわしい人に聞いてみると、そういう色のがあるらしくて、区別するときは「ベニヤマボウシ」と呼んでいるそうです。

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photo by くりちゃん

 それから、栗原(くりはら)農園(のうえん)の くりちゃんから、とてもたくさん花がさいている樹(き)の写真をもらいました。

 キャンプ場に生えている樹(き)だそうです。かなり大きな木で、太いところではハンドボールより大きいのだそうです。こんなにたくさん花がさいているのは、めずらしいと思います。ひょっとすると、ちょっと樹(き)が弱ってきていて、それで花をたくさん さかせたのかもしれません。
(樹(き)が弱るというのは、たいてい いろんなことが重なって、起こるので、理由はひとつではありません。)

 でも、これだけ花がさいていると、夕やけのころに見たら、とてもきれいかもしれませんね。夢の中の世界みたいに見えるかも。

 


2004.6.26
 実は、ヤマボウシの写真はかなりたくさんありました。その中から花の写真をえらんで、のせてみました。同じ樹(き)ではないのですが、花がさくようすが分かると思います。1番だけ山の樹(き)で、あとは、道の横に植えられている樹(き)です。

1.5月26日(山の樹(き)なので遅い)
これはまだ、総包片(そうほうへん)が
黄緑色です。まん中の丸くてもこもこ
したところが、ツボミの固まりです。

2.5月4日
まだ、総包片(そうほうへん)は黄緑色
をしていますが、だいぶ大きくなって
きました。

3.5月25日
ちょっと、かじられていますが、すっ
かり 総包片(そうほうへん)が白くなり
ました。

4.5月25日
それから、やっと花がさきます。
ちょっとピンぼけなので、分かりにく
いかもしれません。

5. 5月18日
花がさいてくると、いろんな虫もやっ
てきます。この虫はどうやら、花を食
べているようです。

6.6月1日
花が終わると、少し気持ち悪い形にな
ります。秋には総包片(そうほうへん)
は落ち、中の丸いところが赤い実にな
ります。

 


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