すきな樹(き) 2002.5.28〜

ヤマイバラ


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ヤマイバラ(バラ科バラ属)Rosa sambucina

 山薔薇。山地にまれに生える落葉半蔓性。扁平な三角形の刺があり、葉は小葉2対の奇数羽状複葉で、無毛で托葉の部分が細い。
  枝先に多数の花をつけ4〜5cmで5弁、ガクがそりかえります。秋には赤い実をつけます。


 ここは1ページめ(実)です 2ページめへ(葉)  3ページめへ(花、葉、枝)

2003.2.14

 もうないかな?って思って行ってみたら、まだ実がありました。

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 ヤマイバラの実はずいぶんと赤くなっていて、ジクまでも赤いのでした。でも、うちのあたりで よく見かける野バラよりも、ひとまわりもふたまわりも大きな実です。丸っこいのが多いですが、少しへしゃげて左の写真の左側の実のようなのも、けっこうついていました。

 そして、ほとんどの実は食べられているようでした。食べたのは鳥でしょうか?他の動物でしょうか?下のミゾに落ちているのもあったけど。

 それよりも、おどろいたのは枝のほうです。去年の春に花をたくさんさかせて、たれ下がっていた枝は切られてありませんでしたが。

 「シュート」といって、根っこの近くからのびてくる、花をつけない枝は、5mも6mも、長く長くのびていました。花がさいていたり、実がついたりしていた枝は、ごちゃごちゃと枝分かれしていて そんなにのびていません。右の写真で、実がいくつかついている枝が分かるかと思います。

「シュート」というのは、こんな枝とはちがう枝です。右の写真の中にも右上に写っていて写真からはみだしているのがそうです。左の写真のビョ〜〜ンとのびているのも、「シュート」という枝です。あんまり長くのびているので、とても目立っていました。

 こういった「シュート」という枝は、ヤマイバラの他にもブルーベリーなどにも見られます。根っこのあたりから たくさん枝が出てくる樹(き)は、こういった枝を出すものが多いです。「シュート」は、次の年になると(枝が2年目になると)、花をつけたり実がなったりします。道のおそうじをする人が、うまく「シュート」を切らないでおいてくれたら、来年は白いきれいな花がいっぱいさくかもしれません。そのままにしておいてくれると、いいな‥‥。

   


2002.8.10

 ヤマイバラの実が大きくなってきました。

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 花がふさになってさきますが、実もふさになってたくさんついていました。緑色でつるつるしたきれいな実です。葉っぱは少しいたんできているようです。よく見てみると、秋には黄色に紅葉(こうよう)していく葉っぱだということが分かると思います。(冬には、葉っぱは落ちて、枝だけになります。)

 ひとつの実の大きさは1cmに少し足りないくらいですが、他の野バラなどと比べると大きい実だと思います。まだ、おしべの残りがくっついている実もありました。ガクが実のてっぺんに、そりかえって5枚ついています。花のときよりもガクが長くのびているような感じがします。これから、どんなふうになっていくのか、ようすを見たいと思います。


横から見たところ▲

花びらがついていたところ▲

 


   ここは1ページめ(実)です 2ページめへ(葉)  3ページめへ(花、葉、枝)

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