櫟あるいは椚。名前は国木がなまったものといわれています。雌雄別花の落葉高木(10〜15m)。アベマキのような細長い葉(10〜15cm)をつけます。葉裏がアベマキが灰褐色なのに比べ、クヌギは淡緑色となるので区別ができます。堅果(どんぐり)も大きく横に張った形で2年型、2cmを越えるものもあります。シイタケのほだ木に利用するほか、樹液にはカブト虫やクワガタが集ま
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アベマキとクヌギの"ゆん流見分けかた"は、アベマキとクヌギの見分けかたのページを見てください。
2004.8.22
夏休みになると、カブトムシやクワガタのせいか、クヌギのページに来る人が多い。つかまえるときに、どの樹(き)によってくるのか、調べているのかな?
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クヌギは、春に花がさきます。花とはいっても、「きれいな」というわけでもなくジミなんですが、雄花(おばな)は たくさんさきます。雌花(めばな)は葉っぱのつけねに、ところどころありますが、よくさがさないと小さくて分かりません。
下の写真は、同じ4月27日の花のようすです。
ちょっと弱っている樹(き)の花。 雌花(めばな)をさがしたけど、 なかった。 |
わりと元気な樹(き)。 ところどころに雌花(めばな)が ありました。 |
わりと元気な別の樹(き)。 もう、雄花(おばな)が枯れて きています。 |
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花がさいたあとの雌花(めばな)は、次の年の春まで小さいまま(直径5mmくらい)、冬ごしします。次の年の春に、あたたかくなってきて、やっと だんだん大きくなるので、2年型です。
いろんな大きさのどんぐり。 |
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クヌギの葉っぱや幹(みき)のようすは、アベマキとクヌギの見分けかたのページにくわしく書きましたが、樹木(じゅもく)園でとった写真がまだあったので、ここにおいておきます。
5月終わりころの葉っぱのようす。 こっちの別の樹(き)の葉っぱは、 けっこう大きい。 手で持っている葉は、うらがわに なっています。 |
幹(みき)の直径は25cmくらい |