裏白樫。暖地の山地に生える雌雄同株の常緑高木(20mくらい)。名のとおり葉の裏が灰緑色で粉がふいたように見えます。他のブナ科の樹と比べて葉も堅果(どんぐり)も細長い印象です。殻斗は細かい毛が密生し、5〜7段の輪を積み重ね、その縁は不規則に切れ込むことが多いようです。
春に花が咲き、その翌年の秋に堅果(どんぐり)が実ります。
2002.10.5
やっと、ウラジロガシのページをつくりました。
じつは、なかなかウラジロガシの葉っぱのうらの色がうまく写真にとれなくて、ページをつくるのを見合わせていました。今日、ちょっとマシな写真がとれたので、ページをつくりました。
その写真が右の写真→です。手で一枚だけ葉っぱをうら返しています。手の後ろにある表向きの葉っぱと色のちがいがわかるでしょうか?
パッと見るとアラカシににているように見えるのですが、葉っぱのうらの色は全然ちがいます。本当に見てみると、もっと白く見えます。ちょっと光っているようにも見えるかもしれません。テラテラしている感じです。
● ● ●
次に、どんぐりのほうですが、他のどんぐりとくらべてちょっと細長い感じがします。←それに、どんぐりのぼうしは、なんだかナナメになっているみたいで、すぐにポロンと落ちてしまいそうにも見えます。
だんだん大きくなってきた、どんぐり |
実る前に落っこちてしまった、どんぐり |
上の写真は、どちらも「七色樫(なないろがし)」という名前がついているウラジロガシの樹(き)です。 何か、この樹(き)は特別なのだそうで、1年をとおして葉の色がいろいろに変わることから、「七色樫(なないろがし)」という名前がついたそうです。この樹(き)のどんぐりをまいたり、さし木をしてふやそうとしても、同じように葉の色が変わる樹(き)にはならないということでした。
右の写真→は、 「七色樫(なないろがし)」のミキですが、フラッシュをつけたので、かなり白っぽく写っています。太さは、私が両手でかかえきれないくらい太くて、コケがいっぱいついていました。